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丹羽 正和; 石丸 恒存; 黒澤 英樹; 島田 耕史; 守屋 俊文*; 高橋 一晴*
no journal, ,
断層活動によって形成される破砕帯は、周辺岩盤の水理特性に大きな影響を及ぼすことが指摘されている。高レベル放射性廃棄物の地層処分において、断層活動に起因する地下水流動の変化などを検討する際には、破砕帯の広域的な分布や、個々の破砕帯の特徴を把握しておくことが重要となる。そこで本講演では、断層帯及びその周辺の広域的な破砕帯の分布と特徴を明らかにするための事例的な調査研究の一つとして、岐阜県の跡津川断層地域における地表調査の結果について紹介する。本調査により、跡津川断層トレースから約500m以上離れると、破砕帯の数が急減し、個々の破砕帯の幅も、約2m以下の小規模なものに限定される傾向があることがわかった。
石丸 恒存; 島田 耕史; 丹羽 正和; 黒澤 英樹; 小坂 英輝*
no journal, ,
断層の活動性評価や地震予知を視野に入れた活断層での水素ガス濃度測定が行われているが、測定機器が大掛かりであるなどの問題があり、短期間で断層帯全体の水素ガスの分布を把握するのは困難であった。最近、Shimada et al. (2008)は、携帯型の水素ガス検知器を使用して断層破砕帯から放出される水素ガスの濃度を測定する手法を考案し、短期間で多地点の測定を実現した。この手法を用いることにより、活断層帯及びその周辺に発達する割れ目から放出される水素ガスの広域分布を把握し、断層活動に伴う破断,変形の影響範囲の評価などに貢献できることが期待される。本発表では、岐阜県北部の跡津川断層及びその周辺の破砕帯や割れ目を対象とした100地点以上での測定結果を紹介し、調査地域の微小地震分布,現世歪場との対応や、測定地点の破砕帯や割れ目の方向(姿勢)の関係、及び破砕帯を構成する断層岩の性状との関係などについて議論する。